用語

自然の中に自生している野生種
八種から十数種の原種の交配から、園芸品種が生まれていると言われる

中国原産のロサ キネンシス [Rosa chinensis] の系統のバラ
ロサ キネンシスの和名は庚申バラで、約2ケ月に1回くる干支の庚申の日のように、花が繰り返し咲くことを意味する
ロサ キネンシスは中国では月季花と呼ばれ、和名と同様の意味

花弁の先が尖っている剣弁の性質とティーの香りの祖先と言われるつる性原種のバラ

ハイブリッド ティー以降のモダンローズ系統が作出される前の園芸品種全体を指す
ハイブリッド ティー後に作出されても、この系統であればオールドローズと呼ばれる
つる性や半つる性のバラが多い

原種のガリカ [Rosa gallica] の突然変異から選別されたオールドローズ最古の系統
赤バラ祖とも称され、赤や紅色、外ロング ピンクの花色が特徴で、芳香でも知られる

白バラの祖と称され、白色から淡い桃色の花色が多いオールドローズの系統
欧州、西アジアに分布する原種ばらの自然交雑により生じたとも言われる
シュラブ樹形、小中輪から中輪が多く、爽やかな芳香でも知られる

16世紀頃から18世紀にオランダで作出されたと言われるオールドローズの系統
Centifoliaは百枚の花弁を意味を表すと言われ、花弁の多さで知られている
大型のシュラブ樹形が多く、ダマスク系統も交配に関わり、ダマスク香がある

原種のガリカとモスカタ[Rosa moschata] やフェドチェンコアナ [Rosa fedtschenkoana] の交雑種ダマスケナ [Rose damascena] を基本としたオールドローズの系統
ダマスク香と呼ばれる、バラの中でも代表的な香りを放ち、ダマスク系統を引き継ぐバラも多い
香料として、紀元前から栽培されてきたと言われる

庚申バラと原種のロサ ギガンティアの自然交配種で、ティーローズの祖とされる
19世紀初頭イギリスのエイブラハム ヒューム卿とアメリア婦人が東インド会社から入手し入手したチャイナローズ
Hume’s Blush Tea-cented Chinaとも呼ばれる

中国原産のお茶の香りがすると言われるローザ オドラタ [Rosa odorata] というバラから改良された系統

1830年頃に確立したと言われる返り咲きするオールドローズ
ハイブリッドは交配を意味し、パーペチュアルは絶え間のないことを意味する

中近東由来の鮮やかな黄色の原種ロサ フェティダ [Rosa foetida] の八重咲き種ロサ フェティダ ペルシアーナ [Rosa foetida persiana] を交配親とする系統

四季咲きの大輪1輪咲きの代表的な系統
Hybrid は交配を意味する
直訳は交配されたティー ローズ
フランスのGuillotが1867年に作出したラ フランス [La France] が1893年にハイブリッド ティー1号として認められた

枝先が分れて, 複数の花がブーケのように咲く系統
ノイバラ [Polyantha] とティー ローズ [Tea rose] から交配された系統

ハイブリッド ティー系統やフロリバンダ系統の品種とランブラーを交配させたつるバラの系統

ハイブリッド ティー ローズとフロリバンダ ローズの交配によりアメリカで誕生した系統
クインーン エリザベス [Queen Elizabeth] が第1号として認められた
ハイブリッドティー ローズとの区別が付きにくいのでこの系統を認めていない国もある

樹形による分類の系統でオールドローズのつるバラ
原種のノイバラ, 照葉ノイバラ, ロサ モスカータ, ロサ セティゲラなどを交配親とする

樹形による分類の系統でつるバラ
はじめからつる性ばらとして作出された品種と, 四季咲きのバラが突然変異によりつる性となった品種とがある

オールドローズとモダンローズの特徴を更に追求した、優美で香り高いバラ
シュラブローズに属す半つるモダンローズ

テリハノイバラと交配させた系統
ランブラーやクライミング ローズのようにつる性になる系統

樹形による分類の系統で半つる
株元から放射状に数本の枝を伸ばし、株元から勢い良く上向きに芽が伸び、途中から大きく湾曲する系統
株元から湾曲にかけてサイドシュートが伸び、湾曲した枝から枝先端にかけて花がつく
枝先は垂れ下がって地表に着く場合もある系統

phytoは植物の意で、alexinは防御素を指す
植物の病原菌に対する防御機構によって生成される防御物質
病原菌に感染したときに植物体内で生合成される