基本情報
品種名 | Nahema |
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別 名 | Nahema, DELeri |
系 統 | クライミング |
作出年 | 1991年 |
作出国 | フランス |
作出者 | Georges Delbard |
香 り | 強香 |
開花習性 | 四季咲き |
花 色 | ソフトピング |
花 形 | ディープカップ咲き |
花 径 | 8~10cm |
花 期 | 春~秋 |
樹 高 | 180cm |
強健性 | 強い |
日 照 | 日向 |
親子関係 | Grand Siecle x Heritage |
2022
並んだバラ
垣根前に2株並ぶ、繰り返し咲きするつるバラのナエマ [Nahema]。
もちろん、この2株の足元もタイムが根付いています。
ナエマはこの庭に3株ありますが、2株がここに並んで咲いています。
成長が早いので、地面に近い場所の冬の日照不足をいち早く脱してくれると考えて植えました。
のっぽのバラ
期待通り、今ではこの庭のオベリスクのバラ達の中で1番ののっぽさん。
写真の左端がナエマです。
垣根前は、夏期は低い場所でも朝6時頃から日が当たります。
上方に至っては、年間を通して日照時間の長い場所。
成長の早さと日照時間を考慮した品種選びは、OLG, The optimum Little Gardenの鍵。
重曹で消毒
ただ、風通しの良いこの庭にありながら、垣根よりのせいか黒星病がでやすいのが難点。
環境にやさしい重曹の消毒液で対策しています。
重曹は料理にも使えるものなので、消毒時の人への影響もあまり気にしないで済みます。
これも、OLG, The optimum Little Garden!
3株目のナエマ
この庭の3株目のナエマ は、南西側のアーチにあります。
そのアーチの反対側の足にはニュードンが2株。
写真の左側がナエマです。
このアーチに植えたのは、10年程前になるでしょうか?
1mを超える程に成長した頃から、次第に元気がなくなり、とうとう葉もつけず、枯れてしまったかに思われますた。
蘇りのナエマ
周りにはアイビーのヘデラ、その奥にはアジサイ、更にその後ろはトキワマンサクの垣根がある場所です。
植物が混みう場所。でも、午前中の日照は充分で、条件は悪くないはず。
ヘデラをタイムに替えて数か月後、枯れたかに見えたナエマの根を抜こうとした処、抜けません。
暫く様子を見ていると、根元から元気な芽が顔を出し、蘇ってくれました!
グランドカバーをタイムに替えて2年目、また1m以上の背丈に育っています。今度は元気!!
復活のナエマは、間もなくニュードンの端と手を結び、花のアーチが完成しそうなところまで来ています。
香水の名前
ナエマの名の由来は、ゲランの同名の香水から来ているそうです。さすが、フランス生まれのバラですね。
作出者のデルバールは、カトリーヌ ドヌーヴに捧げられたゲランの代表的な香水ナエマをバラで表現したのだそうです。
花の美しさと芳しさ、そして、頑健さでも知られるナエマ。簡単には枯れないバラです。
フランスと言えば、エアコン使用を躊躇するほど環境意識が高い国。
そんなフランスが、近年の熱波対策として選んだのが植栽!素晴らしい!!
世界中の人が、種を1つか、球根を1つか、苗を1つ植えれば、80億の植物が増えます。
これを繰り返せば!希望はあります!!
植栽を楽しんで、地球環境を守りたいですね。